トウキョウ・レポート 「JATA旅博2011」大盛況のうちに終わる!(東京ビッグサイト9月30日~10月2日)

「旅は世界を元気にする」というキャッチフレーズで始まったアジア最大の旅行フェア「JATA旅博2011」。3月に。未曾有の大災害で被害を受けた東北や無数の被災者の方たちを支援するという目的を含み、さまざまなチャリティー・イベントも行われました。

世界から144の国が参加、国内の出展者も合わせ、過去最高の986もの団体が出展し、117,236人もの来場者が訪れ、とても賑やかなフェアとなりました。スペインのスペースは、世界各国の数あるスペースの中でも、そのモダンでお洒落なデザインで訪問者の目を引いていました。

ガリシア州のスタンドを担当 (塩澤 恵)

今年は、大不況から抜け出せないスペインからの出展の数は減りましたが、その分、参加した州、都市や団体は、例年以上に日本市場でのアピール、プロモーションに熱心に努めました。スペイン政府観光局の三戸多恵さんを初め、オフィスの方々には、今回も大変お世話になりました。これらの方たちの地道な努力無くしては、スペインへの旅行も容易ではありません。

ガリシア州も、昨年までは、「ガリシア全体の観光」「サンティアゴ巡礼の道」と2つのスタンドを出していましたが、今年は、経費削減もあり一本化して、このフェアに参加しました。

私は、この旅行フェアにおいて、ガリシア州や、その州都でカトリックの聖地であるサンティアゴ・デ・コンポステーラ市のスタンドをここ何年か担当してきましたが、今年ほど「北スペイン、ガリシア、サンティアゴ巡礼」に対する興味や需要を感じたことはありませんでした。

何年か前までは、この旅行フェアで、「ガリシアってどこ?」という質問が多く、それは当然のことと思っていましたが、今年は、「北スペインやガリシアには一回行ったけどもう一度行きたい」とか、「サンティアゴ巡礼のフランス・ルートを歩いたけど、他にはどんなルートがあるのか」などという質問が相次ぎました。驚くとともに、ガリシアに在住して、この「地の果て」と呼ばれる比較的地味な地方のプロモーションを日本市場に対して行ってきた私としては、とてもうれしいことでした。

ガリシア州は、1998年以来、「サンティアゴ巡礼の道と熊野古道」という世界でも類のない「巡礼の道」をベースにした姉妹協定を和歌山県と結んでいます。私自身、このガリシアとの縁で、熊野古道を3回訪れる機会がありましたが、このような千年紀の歴史を持つ場所が今でも日本には存在し、人々が気軽にその「精神的空間と雄大で荘厳な大自然」を体験できることに感動しました。皆さんも、ぜひ!熊野を訪れて下さい。台風12号の被害がひどく、現地の人々はとても辛い思いをしたと思いますが、熊野ツーリズム・ビューローの多田稔子会長によると、やっと道路も復旧され、生活の基盤が元通りになりつつあるということです。

観光客が戻り、さらに増えることで、これらの被害を受けた土地や人々を助けることになります。

(文と写真 : 塩澤 恵)

わかやま観光情報 http://www.wakayama-kanko.or.jp/

熊野ツーリズム・ビューロー http://www.tb-kumano.jp/

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