「死の海岸線『コスタ・ダ・モルテ』-「ムシ―ア」   「聖母伝説」の残る神秘の海

コスタ・ダ・モルテCosta da Morte」とは、ガリシア語で「死の海岸線」という意味です。(スペイン語表記は、コスタ・デ・ラ・ムエルテCosta de la Muerte)

ア・コスタ・ダ・モルテA Costa da Morte地図(地図提供 TURGALICIA)

ガリシア州の西部は大西洋に面していますが、「地の果て」として古代から知られる「フィステーラFisterra」(「フィステーラ」はガリシア語。スペイン語では「フィニステーレ」Finisterre)から北部は、この「コスタ・ダ・モルテCosta da Morte-死の海岸線」という名前で知られています。この辺りは暴風雨が吹き荒れ、遭難する船が昔から多かったことから、このような名前が付けられました。

この海岸線にムシ―アMuxíaという漁村があり、海岸に聖母マリアを祀る礼拝堂「石船の聖母教会」 (Santuario de la Virxe de A Barca) があります。使徒ヤコブがイベリア半島のこの辺りで布教をしていた頃、まだ原住民たちは土着の自然信仰ドルイド教などを信仰し、なかなかキリスト教に改宗することはできませんでした。ある日、ヤコブがこのムシ―アの海岸で途方に暮れていると、そこへ、石の船に乗り天使に護られた聖母マリアが現れ、ヤコブを励ましました。それ以来、ガリシア地方の海岸部での布教活動はうまくいくようになったという伝説があります。

この伝説により、「サンティアゴ巡礼の道」は、聖ヤコブの眠るサンティアゴ・デ・コンポステーラだけに終わらず、この「地の果て-フィステーラとムシ―ア」まで歩く巡礼者が増えました。現在見られる礼拝堂は1719年に建築が始まりましたが、正面ファサードの2つの塔は1958年に増築されたものです。内部には、この礼拝堂建設の寄付金を行なったマセダ伯爵の棺が埋葬されています。

ムシ―アの人々は、今でもこの伝説を伝えるため、毎年9月にお祭りをします。礼拝堂の外で大きなミサが行われ、その後、聖母像が担ぎ出されて港まで運ばれます。港では、聖母に海を安全をお願いし祈ります。

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「サンティアゴ巡礼の道」を楽しみながら歩くパッケージツアー

「ヤコブス・クーポン」BONO IACOBUS ―「フィステーラとムシ―アへのルート」


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ガリシアの伝統料理の夕食と翌日の朝食が含まれた情緒たっぷりの田舎風ホテルに泊まりながらマイペースで歩きます。

コスタ・ダ・モルテの海岸に立つ十字架(写真:ガリシア州政府-XACOBEO2010)

通常は、サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指して歩く巡礼ですが、「フィステーラとムシ―ア」のルートは、逆にサンティアゴ・デ・コンポステーラから出発して大西洋を目指すユニークなルートです。

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